愛犬の手術
家には13歳になるラブラドールレトリーバー♀がいる。
休みの日にはどこにでもついてくるし行きたいので車に乗せて遊びに行っている。
子どもの頃はやんちゃだったけど最近はずいぶん落ち着いてきていた。
大きな病気をすることもなくなんでもよく食べよく遊んでいたが10月8日の夜から急に伏せたまま立ち上がらなくなった。
最初は足でもけがをしたのかと思っていたけど全く動こうとしないので一晩様子を見ることにした。
朝方かかりつけの動物病院に電話をかけ獣医さんに状況を伝えたら緊急の手術と輸血がいるかもしれないので対応できる動物病院を教えると言われそのままそこに連絡をした。
すぐに連れてきてと言われそこの動物病院へ行くことになった。
体重29kgの動けないラブラドールは下にバスタオルを敷いてタンカのように2人がかりで運ばないと移動できなかった。
車の後部座席のフロアに乗せて動物病院まで20分ずっとぐったりしていた。
到着するとすぐエコーでおなかの中を見ると言われ連れていかれた。
しばらく待っていると脾臓に腫瘍がありそこからの出血で貧血の状態になっていて、このままにしていたら今日明日中に死んでしまうといわれた。
助けるには脾臓を摘出する手術と輸血が必要だと言われた。
手術自体はそんなに難しくなく2人の獣医師で行うことを説明された。
輸血は犬の血は保存していないらしく誰かローズより大きくてすぐ血を分けてくれる犬を飼っている知り合いはいないかと聞かれたがそんな事頼める人はいない。
そうなるとそこの動物病院でドナー登録している飼い主さんに順番に連絡をとっていくけどすぐに来てくれる方がいるならと言うことだった。
血を分けてもらえない場合はおなかの中の血をもう一度戻さないと血液が足りないと言われ最悪そこまでの対応、あとは最善をつくすことを約束してもらい同意書にサインした。
16時頃には手術ヶ終わり麻酔から覚めるころなので連絡すると言われ帰宅した。
夕方面会に行くと手術を終えゲージの中で手やおなかに管がつながりエリザベスカラーがまかれぐったりしていたけどがんばってお座りをしていた。
獣医さんから手術は上手くいったが腫瘍は病理検査に出し結果に数日かかることと輸血は今朝偶然来ていた大型犬が快く血を分けてくれたことをお話してくれた。
お礼がしたかったけどこちらでするので良いですと言われ犬種すら教えてもらえなかった。
その日はまた明日の朝の面会を約束して帰宅したがいつも一緒にいるのにいないのは初めてのことで何をしていても落ち着かなく違和感しかなかった。
朝の面会がまちどおしかった。